フヒねむのブログ

ねむくて仕方がない日々の記録を残せたらいいな、と思っています

【漫画感想】「終電ちゃん」 3巻

終電ちゃん(3) (モーニング KC)

終電が何事もなく運行できますように。日々、当たり前のように走る終電には、その「当たり前」を支える意地がある。自らの創意工夫、鉄道員の協力、他路線との連携……。終電ちゃんたちは、あらゆる手を使って終電を運行する。井の頭線、南武線、大江戸線、常磐線、広島電鉄宮島線、上越線の終電ちゃんが新たに登場!「JTB時刻表」掲載の漫画も収録!

Amazon内容紹介より

3巻も各路線の終電ちゃんが大活躍している人情漫画「終電ちゃん」の3巻です。3巻を読んだ途端に、残念ながら新天地に第一陣では持ってくることが出来なかった1,2巻を再読したくなりました。やはり電子書籍にシフトせざるを得ないのかなあ、とか思い始めています。


さて「終電ちゃん」3巻ですね。新しく登場した路線は、井の頭線、南武線、大江戸線、常磐線、広島電鉄宮島線、上越線です。今回、新規に登場した終電ちゃんの中で個人的なお気に入りとしては大江戸線の終電ちゃんですね。大江戸線はほとんど利用していませんでしたし、首都圏を離れてしまった今となっては今後も使うことがなさそうですけれども、あんなにドライ&クールなイメージの路線なのでしょうかね。印象としては"深い”しかありませんでした。大江戸線の終電ちゃんの登場シーンであるP28からP30までの流れが最高に好きですね。女子高校生が制服で終電に乗らなければならないだなんて…とかも思ってしまいましたけれども。

それにしても、自分の思い入れの深い路線である東海道線、総武線快速・横須賀線、京急線辺りの終電ちゃんの登場が待ち遠しいです。きっと同様に読者それぞれが自分自身の思い入れのある路線を待ち望んでいるに違いありませんよね。中央線快速の終電ちゃんがメインキャラクターであることを考えると、そちらとの接続でのドラマなどがなさそうなので、自分の思い入れのある路線たちは3巻での広島電鉄宮島線のような扱いになるのかな、とか思いました。ただ、地方路線に比べるとそんなに特色が強い路線たちでもないですからね…難しいのかもしれないな、とか考えてみたり。


ところで、3巻では終電ちゃんたちが百貨店でお買い物をしたり、忘年会をしたりと「あれ?そんなことも出来ちゃうんだ?」みたいなことをしてくれています。お買い物をする終電ちゃんは小田急線の終電ちゃんなのですけれども、ちゃんと小田急百貨店でお買い物しています。東急の終電ちゃんは東急百貨店を使うのかな、とか想像してしまいますよね。小田急線の終電は一時期使っていた頃がありましたが、この漫画のようなアットホーム感は感じませんでしたね。もう少し路線の先の方まで行くと、車窓と相まって圧倒的なアットホーム感を発揮し始める気がしますけれどもね。また忘年会は終夜運転のある大晦日に行われて、終夜運転が実施されない南武線は参加できない、という設定には笑いました。よくよく考えれば、終電ちゃんたちはその一日以外に休みがまったくないので大変ですよね…南武線など終夜運転のない路線は休みが完全に0な訳ですけれども。


また3巻巻末にはJTB時刻表に掲載されていた描き下ろし終電ちゃんがページと逆順に収録されています。そういえば時刻表のページの送り順は漫画と逆ですものね。時刻表だから漫画が載らないのは当然と言えば当然ではあるのですけれども、JTB時刻表91年の歴史で初めての漫画掲載だったようですよ。時刻表の歴史の長さに驚きます。青春18切符で旅行をしていた学生時代には何回かお世話になっていました、JTB時刻表。自分はもうスマホ検索で済んでしまうような旅程でしか旅をしなくなってしまいましたが、やはり時刻表を使った電車の旅に今でも憧れますし、時刻表片手に電車に乗っている方たちを見付けると羨ましくなります。いつかまた、そういう旅行を楽しめる日が来るのかなあ…。


そんな訳で「終電ちゃん」3巻も最初から最後まで人情たっぷりの終電漫画でした。個人的には首都圏の終電に懐かしさを感じたり*1、地方の終電に旅情を感じたりする漫画になりつつありますね。4巻もどんな終電ちゃんが登場するのか楽しみです。

*1:まだ首都圏を離れてから1ヶ月も経っていませんけれども…